大学に入って三年、なんだかんだいって結構やってきたシケプリ作成の機会がもうないことに気付き、ふと寂しくなったのでシケプリについて書いていきたいと思います。
なぜシケプリを作るか
なぜシケプリを作るのか、試験対策プリントは誰かが作るものを見るだけにすればいいじゃないか、作ってまわりの点数をあげたら自分の進振りに悪影響を及ぼすのではないか、そう思う人も多いと思います。
私がなぜシケプリを作るのかというと、まあ一つは自己承認欲求もあると思いますが、大きいのはその科目に対する理解が深まるからです。整理してまとめ、他人にわかるように説明することで、ものごとの理解は深まります。
人はものを忘れる生き物なので、自分の理解を整理してまとめておくことはのちの自分にも大いに役に立ちます。
まわりの点数を上げたくない人はまわりに公開せず自分で見るだけにしておいてもいいとおもいます。
シケプリに求められること
シケプリとは試験前の余裕がない学生が試験に臨むにあたり頼るプリントです。
よって
- 読めること
- 手早く情報を得られること
- 情報が正しいか確認できること
などが求められます。読めないと頼ることができないし、手早く情報を得られないのであればもっと確かな先生が書いた本とか読んで勉強すればいいし、情報が正しいか分からなければ不安で勉強が手につきません。
実際にどう作るか
シケプリは過去の問題をまとめて解答解説をつけたものが一番作りやすいかと思います。実際私もそれしか作ってないので、それの作り方を書きます。
1.過去問を手に入れる
シケ長に頼むとシケ長のツテを使って手に入れてくれることが多いです。自分がシケ長の場合はツテを作ってください。
学生自治会で過去問がコピーできたりもします。
2.TeXを使えるようにしておく
TeXが使いやすいので(pLaTeXだけど)、TeXをダウンロードしてください。手書きは文字が綺麗な人でも、間違えたときに修正が面倒なのでやめた方がいいと思います(文字が汚い人で手書きにしようと思ってる人は何?)。Wordでもいいと思います。
私はVisual Studio Code というものを使って打っています。勝手にpdfに変換してくれる拡張だったりがあるので適宜拡張をいれていくとよいと思います。
3.過去問を解く
過去問を解いていきます。試験直前よりも前に解いておいて自分がどこがわかっていないかを確認するとよいでしょう。わからないところがあったときはシラバスに載っている参考書や教科書を読んだり、講師に聞いてみましょう*1。
4.作る
過去問を解いていった過程をまとめていくと、シケプリができます。ここの式変形どうなってるの? とかどんな仮定をおいているの? となったところはしっかりと書いておくとよいです。
場合によっては図を入れたくなるときもあると思います。そのときはできるだけベクター画像にしておくと見やすくてよいでしょう。構造式ならTeXのchemfigパッケージを使ったりMarvinSketchを使ったり、グラフならtikzを使ったりですね。Inkscapeを使うという方法もあります。
後ろにindexをつけておくとみやすいです。makeidxパッケージを私は使っていました。
あとは情報が正しいか確認しやすいように参考文献を明記するとかも必要だと思います。bibTeXを使ってまとめたりしました。
最後ぐだぐだになってしまったけどそんな感じです。 著作権には注意しましょう。
*1:メールとか。